本日、京都府内の吹きガラス教室において今年5月から8月にかけて石綿を使用した布が使用されていたとの毎日新聞の報道がありました。
本件に関しては、
関西労働者安全センターおよび
東京労働安全衛生センターが事案の確認等にあたりました。今後、教室を運営していた業者や委託元である乙訓環境衛生組合の動向等も注目されます。
今後の取材等に関しては上記のセンターへお問い合わせください。
関西安全センター事務局ブログ:
ガラス工芸教室で石綿布が使われていた?! 京都のある自治体 ガラス教室で石綿含む布使用か
8月19日 14時44分
京都府大山崎町にあるごみ処理の組合が運営するガラス作りの体験教室で、ことし6月までアスベストを含む布が使われていた可能性があることが分かり、組合が詳しい状況を調べています。
アスベストを含む布が使われていた可能性があるのは、京都府長岡京市と向日市、それに大山崎町で作る「乙訓環境衛生組合」が運営するガラス作りの体験教室です。組合によりますと、ことし6月、講師の1人から、「作品を冷やす装置で使っている布にアスベストが含まれているのではないか」と指摘がありました。
組合はすぐに布の使用をやめましたが、講師が外部の機関に依頼して調べたところ、「クリソタイル」というアスベストの一種が90%以上含まれていたことが分かりました。
組合はガラス教室の開催を中止するとともに、改めて専門の業者に布の分析を依頼するなどして確認を急いでいます。
アスベストは、吸い込むと特有のがんなどを起こすことが知られています。
このガラス教室は17年前に始まって以来、2000人以上が参加していますが、布がいつから使われていたかは分からないということです。
講師からの依頼で調査を行った、アスベストなどの被害者を支援する「関西労働者安全センター」の片岡明彦事務局次長は、「部屋中にアスベストが飛び散っていたおそれがある。いつから使っていたのかを特定し、教室に通っていた人に情報を伝える必要がある」と話しています。
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140819/k10013912481000.html