昨日の厚生労働省の「印刷事業場で発生した胆管がんの業務上外に関する検討会」において、東京の印刷会社における胆管がん発生の事案が労災認定されたとの報道がありました。
全国安全センターならびに各地域センターでは大阪の印刷会社における事件発覚以降、大阪・愛知・東京で被害を受けた皆様の支援をおこなってきました。
すでに印刷会社における胆管がんで30人以上の労災認定があります。アスベスト問題と同様に、労災認定事業場の公表をして被害者の救済を前進させていく必要があります。
胆管がんで都内の男性が労災認定
9月11日 22時36分
全国の印刷会社で従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、東京都内の印刷会社では初めて従業員の労災が認められました。
労災が認められることになったのは、東京都内の印刷会社で平成5年から11年間にわたって機械の洗浄作業に携わり、胆管がんを発症した50代の男性です。
厚生労働省は11日、専門家による検討会を開き、この男性について職場で洗浄剤として使っていた化学物質に長時間、高い濃度でさらされたことが原因で発症した可能性が極めて高いとして、労災と認めることを決めました。
全国では、大阪や愛知などでこれまでに合わせて33人が労災と認定されていますが、東京の印刷会社で労災が認められるのは初めてです。
出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140911/k10014541661000.html