全国一斉アスベスト被害ホットライン2013
泣き寝入り・被害隠し しない、させない
肺がんや石綿肺が埋もれています!
労災補償を受けるべき方が受けられていません!
(関東以東、北海道は別) 03-5627-6007
(北海道) 011-891-2731
内線2202 (北星学園大学大島研究室)
または、070-6503-5401
(中部) 052-837-7420
(関西以西、四国は別) 06-6943-1527
(四国) 0897-47-0307
12月11日、12日 9時~17時
(北海道は、12月11日のみ)
【実施主体】
中皮腫・じん肺・アスベストセンター/全国労働安全衛生センター連絡会議
http://www.asbestos-center.jp
/
http://www.joshrc.org
中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会
http://www.chuuhishu-family.net/w/
〒136-0071 江東区亀戸7-10-1 Zビル5階
厚生労働省が行っている、「石綿による疾患の労災認定状況と労災認定があった事業場の情報の公表」が発表されたことにともない、標記の全国無料電話相談を実施いたします。
今年は特に、肺がんと石綿肺が埋もれている事件が発覚しています。
・ 厚生労働省は、肺がんの労災について、石綿小体が5000本以上なければ認めませんでしたが、大阪高裁と東京高裁で、監督署の不支給処分を取り消す判決が確定し、さらに、国側は敗訴をおそれて、同種事案について、労災認定しました。
・ 環境省は、石綿肺についてまともに認定せず、切捨てを続けています。それに対し、救済給付の判定機関である公害健康被害補償不服審査会は、石綿肺の救済給付を認め、環境省の判定に『構造的な欠陥』があるとする裁決を出しました。
また、中皮腫についても、労災認定件数(厚労省)が救済給付認定件数(環境省)と拮抗しており、適正に労災認定すべき事案が、低水準の救済給付に流れてしまっている状況が続いています。
私共に相談していただければ、このように不当に埋もれさせられている肺がんや石綿肺を救済するため、ご協力できると思います。労災認定に至っていない中皮腫事案も同様です。
本ホットラインの対象は、被害原因を問いません。
労働現場、公害、家族ばく露などすべての石綿被害が対象です。
【石綿被害について専門の相談員が対応】
2005年6月のクボタショック前と比較すれば、今日の労災認定状況は改善しているものの、厚労省発表数字は、いまだに補償されていない被害者が多数存在することを示しており、さらなる被害の掘り起こしが不可欠です。そして、掘り起こしを進めるためには、被害者の立場に立った現場での支援が重要だと私たちは考えます。
「病院や役所で相談しても、よくわからない」
「石綿を扱ったのがあまりに昔のことなので、なにをどう調べていいのか途方にくれている」
「労災申請したけれども、十分な調査がされず不支給処分を受けてしまった」
「建設業で働いていて肺がんになったため申請をしようとしたが、医者に石綿とは関係ないと言われた」
「同じ病気で治療している人の話をきいてみたい」
「夫が中皮腫の苦しさから自殺を図ってしまった。どうしたらいいかわからない。」
「被害の原因をつくった企業を訴えることはできないか」
「仕事でなったのに、労災が適用できないと言われている」
「環境再生保全機構によって、石綿健康被害救済法でとりあえず認定されたが、原因をもっと明確にしたいし、できるなら労災補償を受けたい」
などなど・・・・
こうした、石綿被害の補償、救済、療養に関する相談に、専門の相談員が対応します。必要に応じて、弁護士、医療機関の紹介などを行います。
【今日の医療事情や制度の不備からくる「認定(救済)もれ」被害者の支援】
・ 石綿関連肺がんが圧倒的に埋もれています。建設作業者など、長年知らず知らずに石綿にばくろして、肺がんになってもタバコのせいにされがちです。中皮腫にくらべ、肺がんになってもどうしたら労災などにできるのか知らないことが多いです。
・ 石綿肺やじん肺一般は、間質性肺炎や肺線維症など別の呼吸器疾患と誤診されていることもあり、やはり被災者が埋もれがちです。
こういった問題に遭遇した被害者は、泣き寝入りしている場合がほとんどで、被害者の立場に立った支援を必要としています。
ホットラインは、医療事情や制度の不備のために認定・救済されなかった方々からの相談に積極的に対応します。